
Google広告では、広告の掲載先を決定するにあたり始めにキャンペーンタイプを設定する必要がある。それぞれ主要な掲載先毎にキャンペーンタイプが分かれているので、掲載先に合わせてキャンペーンタイプも適切なものを選択する。要は1つのキャンペーンの中で、ごっちゃにして管理することは基本的にはできないので、掲載先に合わせてキャンペーンタイプを選びましょうという話。
キャンペーンタイプと対応する掲載先は以下の通り(※詳細な掲載先は省略)
[su_table]
【キャンペーンタイプ】 | 【掲載先】 |
検索ネットワーク キャンペーン | 検索結果 |
ディスプレイ ネットワーク キャンペーン | Webサイト |
ショッピング キャンペーン | Googleショッピング |
動画キャンペーン | Youtube |
アプリ キャンペーン | Google Play |
以下、当記事ではこのキャンペーンタイプの中に含まれる「検索ネットワークキャンペーン」を詳細に解説する。
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・Google広告のキャンペーンタイプについて
・2.1 キャンペーンタイプを選択する
目次
検索ネットワークキャンペーンとは
検索ネットワークキャンペーンとは主にGoogleの検索結果(google.com)にテキスト広告を掲載する際に選択される。管理画面上では設定にあたり2つのチェックボックスがあり、このトピックだけでも解説すべきことが多岐に渡るため一つ一つ解説していきたい。
[su_quote cite=”Google広告 管理画面より”]
【検索ネットワーク】
登録したキーワードと関連性の高い語句で検索が行われたときに、Googleの検索結果の横や他のGoogleサイトに広告が表示されます
☑ Google検索パートナーを含める
Google検索パートナーは、Googleと提携して検索結果に広告を掲載する検索ネットワークのサイトです。検索ネットワークと同様のコンバージョン単価(CPA)を獲得するには、検索パートナーネットワークのクリック単価は、Google検索の上限クリック単価とほぼ同等になる場合があります。検索パートナーの掲載結果が検索広告の品質スコアに影響することはありません。
【ディスプレイ ネットワーク】
サイトや動画、アプリを利用している関連性の高いユーザーに対し、インターネットの全域で広告が表示されます
☑ Googleディスプレイ ネットワークを含める
ディスプレイネットワークは200万を超えるウェブサイト、動画、アプリで構成されています。このオプションを選択すると、追加設定不要でキャンペーンがディスプレイ ネットワークにも掲載されます。ディスプレイネットワークで掲載効果が見込まれ、検索ネットワークでの広告掲載で予算が残っている場合にのみ、ディスプレイネットワークで広告が表示されます。ディスプレイネットワークでの掲載結果が検索広告の品質スコアに影響することはありません。
[/su_quote]
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・Google検索ネットワークについて
「検索パートナーを含める」とは
[su_quote cite=”Google 検索ネットワークについて -Google広告ヘルプ-” url=”https://support.google.com/google-ads/answer/1722047″]Google検索パートナー : 広告は、Google検索パートナーのウェブサイト上で検索結果と一緒に表示されたり、関連する検索やリンクユニットの一部として表示されたりします。テキスト広告は、GoogleビデオなどのGoogleのサイトに加えて、Google以外の多数のウェブサイトにも掲載されます。商品ショッピング広告は、販売する商品とその商品へのリンクが表示される検索パートナーのサイトに掲載されます。検索パートナーサイトでの広告のクリック率(CTR)は、Google検索の品質スコアには影響しません。[/su_quote] [su_quote cite=”検索パートナー -Google広告ヘルプ-” url=”https://support.google.com/google-ads/answer/2616017?hl=ja”]Googleのパートナーとして広告を掲載する検索ネットワークのサイトです。検索パートナーを使用すると、YouTubeなどのGoogleのサイトのほか、Google以外の数百ものウェブサイトもGoogle検索広告の掲載対象となります。検索パートナーのサイトでは、検索結果ページやサイトディレクトリページ、ユーザーの検索に関連するその他のページに広告を表示できます。[/su_quote] Google以外のサイトで「検索パートナー」となるには以下の機能を実装する必要がある。- カスタム検索広告
- リンク広告
ちなみにYoutubeも検索パートナーの一部で検索連動型広告の掲載対象となっている。
参考:YouTubeがGoogle広告の検索パートナーに。〜その影響を考える -AdMarkeTech
Google検索パートナーであるポータルサイトとしては以下のようなものがある。
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・検索パートナー
・Google 検索ネットワークについて
カスタム検索広告とは
カスタム検索広告を取り入れることで、自身が保有しているサイト上にGoogle広告の検索連動型広告を掲載することができる。サイトに既に検索機能が備わっているのであればカスタム検索広告のみを取り入れることもできるし、Googleの検索エンジンとセットで設置することもできる。
[su_quote cite=”検索向け AdSense -AdSenseヘルプ-” url=”https://support.google.com/adsense/answer/9879?hl=ja”]・サイトに既に検索機能がある場合
ユーザーが検索した内容に基づいて、検索結果の隣にカスタム検索広告を表示できます。
・広告対応の Google 検索やサイト内検索機能をサイトに追加したい場合
カスタム検索エンジンを追加すれば、ユーザーがサイト内検索を実行したとき、検索結果の隣に関連する広告を掲載できます。[/su_quote]
Googleの検索エンジンを自サイトに取り入れることは簡単で、AdSenseの管理画面から検索向けAdSense(AFS)のコードを取得し検索ボックスを表示させたい位置に貼り付けるだけで済む。つまりカスタム検索エンジンを設置すれば個人が保有しているサイトでもGoogleの検索パートナーとなることができる。
関連ヘルプ
・カスタム検索とは -カスタム検索ヘルプ
・検索向けAdSense -AdSenseヘルプ
リンク広告は検索パートナー?
[su_quote cite=”検索ネットワーク広告の掲載先 -Google広告ヘルプ” url=”https://support.google.com/google-ads/answer/1722047″]Google検索パートナー : 広告は、Google検索パートナーのウェブサイト上で検索結果と一緒に表示されたり、関連する検索やリンクユニットの一部として表示されたりします。 ※太文字は運営者による[/su_quote] リンク広告とはAdSenseの広告ユニットの1つで、リンクのようなボタンをクリックしたあとにリンク広告が表示されるページに遷移し、そこに表示されたリンク広告をクリックした時点で収益が発生する広告のこと。以前は「リンクユニット」という名称であったが、2017年にレスポンシブ対応となり名称が「リンク広告」へ変更された。またスマホサイトにも表示が可能になった。リンク広告に表示されている文言と、リンク広告をクリックした後に表示される広告がまったく無関係であることがほとんどなので、ここから成果につながっているのか甚だ疑問である。
最近に開設されたAdSenseアカウントではリンク広告のコードを取得できないようであり、その背景について以下の記事が参照されることが多い。
> 広告ユニットに関する最新情報 -AdSenseヘルプ
ではあるが、このページにはリンク広告については触れていないし、リンク広告が廃止されたことについても無関係であるように読み取れる。(ブロガーはあるトピックについて他人の記事を参照するので似たような記事が乱立される傾向にある)なのでリンク広告が新規AdSenseアカウントで設置できなくなった理由は別にありそれは以下となる。
一時期、個人ブロガーの間でリンク広告の収益性の高さが話題になったこともあり、ゴミのような雑記ブログにリンク広告が設置されることが多くなったが、それに比例してリンク広告からコンバージョンが発生することがあまりにも少なかったため、リンク広告の設定に制限が掛かったものと推測される。
なので現時点ではリンク広告は廃止されていないし今後どうなるか分からないが、広告主にとって有益性があるサイトには引き続き、リンク広告自体にも改善が加えられ広告ユニットの一部として存続していくものと思われる。
話を戻すと、リンク広告として表示された広告は検索広告として設定しているものと同一のものをよく見かける。検索広告は、ユーザーが検索ボックスへ直接入力したクエリ以外でも表示させることができ、これを代替検索クエリ(ASQ: Alternative Search Query)と総称されている。リンク広告ではASQに似たような機能が実装されているのかもしれない。
≫ 関連ヘルプ
・リンク広告の概要 -AdSenseヘルプ
・Google カスタム検索広告ポリシー: 代替検索クエリ -AdSenseヘルプ
「Googleディスプレイ ネットワークを含める」とは
当機能の特徴的な箇所について、ヘルプから幾つか以下にピックアップする。※太字は運営者による
[su_quote cite=”広告のターゲット設定 -Google広告ヘルプ” url=”https://support.google.com/google-ads/answer/1704368?hl=ja”]検索のディスプレイ ネットワーク対応:自動入札とスマートターゲティングの機能を組み合わせて、Google広告がユーザーを見つけます。ディスプレイネットワーク対応は、検索キャンペーンやディスプレイキャンペーン、または動画キャンペーンに適用でき、高い成果が見込めるタイミングをとらえて、最善の結果を出すことができます。[/su_quote]
[su_quote cite=”「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」タイプにアップグレードしたキャンペーンのトラブルシューティング -Google広告ヘルプ” url=”https://support.google.com/google-ads/troubleshooter/3437714?hl=ja#ts=3470310%2C3470361″]「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」タイプのキャンペーンで利用できるターゲティング方法は、キーワード、プレースメント、および検索広告向けリマーケティング リストの 3 つだけです。[/su_quote]
※[プレースメント]ターゲティングは除外設定のみ可
≫ Google 広告 ヘルプ -関連リンク-
・「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」キャンペーンについて
・詳細に管理できるようにディスプレイ ネットワーク用と検索ネットワーク用でキャンペーンを分ける
・「検索ネットワーク(ディスプレイ ネットワーク対応)」タイプにアップグレードしたキャンペーンのトラブルシューティング
Smart Pricingとスマート自動入札
Smart Pricingは昔からある機能で、広告の成果が低い掲載サイトでは自動で入札単価が下げられる調整がなされるもの。これは自動で適応されるもので機能をオフにすることはできない。Smart Pricingも機能が改善されてきたものと思われるが、自動入札を適応している場合はSmart Pricingよりもよりユーザーのコンテキストに合わせて単価調整がされる自動入札の方が優先される仕様となっている。
[su_quote cite=”検索パートナー向けのスマート自動入札 -Google広告ヘルプ” url=”https://support.google.com/google-ads/answer/9145501?hl=ja”]これまで検索パートナー用の個別単価設定には、Smart Pricing が使われてきましたが、今後は、お客様がコンバージョン トラッキングを設定している場合、検索パートナー サイト用にスマート自動入札が使用される場合があります。[/su_quote]
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・検索パートナー サイトと Google ディスプレイ ネットワークの単価設定について
・検索パートナー向けのスマート自動入札