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ネット上の「検索順位チェックツール」の記事はほぼ全てがアフィリエイト目的の記事
ネット上には「検索順位チェックツール」に関する記事は多くありますが、その全てといっていい程、内容が似たり寄ったりで「検索順位チェックツール おすすめ〇〇選」といった、検索順位チェックツールの紹介記事で占められています。また、チェックツールを選定する視点に関しても、言っていることがほぼ同じで、「検索順位チェック」に関して考察を含めた記事はありません。また、アフィリエイト目的で書かれた記事がほとんどで、アフィリエイト紹介料が入るツールの記事が多いことも目立ちます。
そのネットにある大半の記事と私の考えは異なります。なので私の考えが受け入れられないのであれば、それはそれでいいです。「あの有名なインフルエンサーが押している検索順位チェックツールなら間違いない」と思うのであれば、どうぞご自由にその検索順位チェックツールを使い続けてください。「みんなが使っている1番有名な検索順位チェックツールは〇〇だからこれを選べば間違いない」と思うのであれば、どうぞそれを選択してください。noteの方でも解説記事を書いていますが、ここではより自由に詳細な解説を行います。
無料の高機能な「検索順位チェックツール」を開発
既に検索順位チェックツールが世に多くある中、「これ以上、検索順位チェックツールに何を求めるのか?」と思われる方が大半だと思いますが、私の考えはそうではありません。むしろ真逆で「なぜ、こんな機能で不満がないのだろうか?」と常々感じていました。世にSEOを語る人は多いけれど、「そのようなツールを使っている限り、現状のコンテンツのモニタリングすら把握できるわけがないよなぁ」と感じており、SEO、SEOっていったいこの人達は何を見ているのか、不思議でならないというか、、レベル低すぎだよねというのが率直な感想を持っていました。おそらく何も把握できていないよなあと。
もちろん私も有料の検索順位チェックツールには課金をしてはいますが、自身が保有するサイトのモニタリング及び分析用途では使っておらず、主にSearch Consoleの連携ができない外部サイトに対して目星を付けた「キーワード」順位を計測を行っています。自身のサイトにおいては「キーワード」を設定する必要性がないので、このようなサードパーティーのツールを使うことはありません。
今回開発したツールはまさに検索順位分析に必要なレポートとなっています。ほとんど人が認識していないことなのですが、自身のサイトにおけるキーワード分析はSearch Consoleのデータを活用することで十分であるということです。全てGoogleが無料でツールを提供しているので、わざわざ外部ツールを用意する必要はありません。当レポートではLooker Studioの機能を最大限活用することで、キーワード分析に必要な機能を網羅したツールとなっています。
「検索順位チェックツール」に課金する必要性は全くない
自身のサイト・ブログの検索キーワード順位を把握するだけであれば、外部の有料検索順位チェックツールを使う必要性は全くありません。なぜなのか?疑問に思われる方が大半だと思います。「みんな有料の検索順位チェックツールを使っているじゃないか」「ネットでも検索順位チェックツールのおすすめ記事がたくさんあるではないか」と思うでしょう。初めに結論からいってしまうと、「真実を知らない、 ”情弱だから” 検索順位チェックツールにお金を払い続けている」というのが私が伝えたいことです。
当レポートで構築する検索順位チェックツールを構築すれば、「ツール使用料」は一切かかることはなくなります。なぜならGoogleが提供している仕組みを活用して検索順位チェックツールを構築するからです。これで検索順位を計測するにあたり十分であり、正確性も兼ね揃えた高機能な検索順位チェックツールが手に入ります。
またあとで詳しく解説しますが、巷にある検索順位チェックツールを使うことにあたり、さらに害悪なのがそもそも検索順位対象となる「キーワード」を設定すること自体がナンセンスだということです。つまり、キーワードを予め設定して順位を計測するのが検索順位チェックの基本機能ですが、そもそもキーワードを設定するということに問題があります。なぜこの点において、疑問に感じないのかかなり不思議でなりません。理由はあとで詳しく書きます。
Search Console x Looker Studio x BigQueryで検索順位を管理する
よく感じることなのですが、世間で話題になっていることや、インフルエンサーが発信する内容にすぐに飛びつきやすい傾向が特にブロガー初心者に多いと感じます。これからはYouTubeが来ると聞けばYouTubeを始め、WEBマーケティングがこれからは波乗りすべきと言わればWEBマーケティングスクールにアフィリエイトリンクから申し込み、今流行りの言語はPython一択と聞けばPythonを急に勉強しはじめといった感じで、、まだ年齢が若い純粋な子たちは、すぐに流行りのキーワードに飛びつき、他の選択肢については関心を向けません。検索順位チェックツールについても同じことが言えます。有名なインフルエンサーが〇〇というツールがお勧めといえば、それに飛びつくといった感じです。
それでは、他に代替ツールがあるのかということですが、「Search Console x Looker Studio x BigQuery」の組み合わせが答えになります。この組み合わせで十分というか、有料の検索順位チェックツール以上のことが分析可能となります。しかも無料で。ここでこれから話す内容は、全てこの3つのツールの組み合わせでこんなことができますよということを詳しく解説する内容となります。
Search Consoleはみなさんご存じかと思いますが、Looker Studioは知らない方が多い。有名ではないから、認知されていないからです。書店にはExcelの書籍は何十冊とありますが、Looker Studioの書籍は皆無です
(そもそもLooker Studioを取り扱った書籍自体が少ないというのもありますが)。分析についてもPythonを使えというのは良く聞きますが、Looker Studioを使えということは聞きません。さらに酷いのはExcelで神業と呼べるテクニックを用いて経営ダッシュボードを無理やり作成したり、GA4のデータをよく分からないサードパーティツールを導入して可視化したり。いや、それってLooker Studioでできることだよねと常々感じることなのですが、Looker Studioが認知されていないから、ツールとして検討にすら上がらない現状があります。
Looker Studioとは簡単にいってしまえばGoogleが提供している無料のBIツールです。BIツールとはデータを可視化するためのツールとなります。BIツールとしてのLooker Studioが優れている点としては、数えきれないくらい多くあるのですが、他のBIツールに代替が効かない点としては、同じGoogle製のツール同士の連携性に優れていることが挙げられます。そのため、Search Consoleとの連携も非常に簡単です。
Search ConsoleはあくまでGoogle検索におけるオーガニックデータやサイトの診断をチェックするものです。管理画面上で簡易的にモニタリングだけであれば不自由ないのですが、そのデータを元にさらに見やすいレポートを作成するにはSearch Consoleだけでは不十分です。そこでSearch ConsoleとLooker Studioを連携し
、Looker Studio上でレポーティングしていくという役割分担を与えます。つまり、Search Consoleはデータを出力し、Looker Studioでそのデータを元に可視化するといった流れになります。
それではBigQueryの役割はなんでしょうか。BigQueryとは簡単にいえばデータを貯める箱のようなもので、ここではSearch Consoleのデータを蓄積していくことに利用します。その目的はLooker Studioからのデータの接続元をSearch ConsoleからBigQueryに変えるためです。その大きな理由としてはSearch Consoleのデータの保存期間が最大16ヵ月であることと、Search ConsoleとLooker Studioを直接接続した場合、可視化に関して技術的制限がかかることがあるためです。BigQueryからデータを取り出すフローにすることにより、より柔軟なビジュアライズがLooker Studio上で可能になります。
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このように、Search Consoleだけでは「検索順位チェックツール」としては不十分でしたが、Looker StudioとBigQueryを組み合わせることにより、高機能な検索順位チェックツールを構築することが可能になるのです。
既存の「検索順位チェックツール」が抱える問題点
ここから検索順位チェックツールの闇に迫っていくのですが、そういえば私についてまるで興味がないかと思うのですが、軽く自己紹介しておきます。ここから考察に関して力説していくので、いやおま誰よと感じるかもなので。よくある最近WEBマーケティングを始めたのではなく、広告運用歴10年以上・Googleアナリティクス使用歴10年以上・Looker Studio使用歴5年以上・ブログ運用歴10年以上とかなり昔からこの界隈で働いています。頭のキレが良すぎるので、低能に嫉妬されたりとかはよくありますね。
1.検索キーワードを設定することがナンセンス
大半の検索順位チェックツールは検索順位の計測対象とするキーワードを予め手動で設定する必要があります。この時点で、全ての検索順位チェックツールは使い物になりません。なぜか?理由としては検索順位対象となるキーワードは実際に検索が行われているキーワードでないと意味がないからです。ただ単にこのキーワードは重要そうだからといった理由で計測対象としても、計測すべき管理キーワードの漏れは必ず発生するからです。インプレッションが生じていない検索されていない検索キーワードの順位を追うことに何の意味もありません。Search Consoleであれば表示回数が1回でも生じたら匿名化されたクエリでない限り、順位の取得が可能です。よく考えてみてください。Search Consoleで1回でも検索されたクエリの順位を自動で計測できるにも関わらず、検索順位チェックツールで手動でキーワードを設定していくやばさを。Search Consoleで表示回数が1回でも検知できたキーワードをすべて自動でモニタリングできるにも関わらず、なぜわざわざ外部ツールを使い手動でキーワード設定していくというズレたことをするのか。
2.検索順位チェックを1日1回で済ますことが問題
注力しているキーワードであれば通常は表示回数が多い、つまり検索回数が多いキーワードであるはずです。そのようなキーワードは1日に様々なユーザーから検索され、そのユーザーによって検索順位が変動する仕組みが働いています。そのため、機械的に検索順位を取得するために1日1回の検索で順位を計測することがかなり問題となります。その1回の検索順位は、その検索順位を取得するために機械的に取得された静的な検索順位であるため、参考にならない掲載順位である可能性があります。対してSearch Consoleの掲載順位は検索がかけられた全ての掲載順位の平均となるため、信頼のおける掲載順位の取得が可能です。
3.1日単位での順位変動
1日単位で順位変動を取得することはGoogleコアアルゴリズムアップデートなど大きな変動が起きた際の順位変動を把握するに着目できる指標となりますが、それ以外で1日単位での順位変動の値は使い道がないように思えます。ただそれは正確な順位計測ができている上での話で、そもそも検索順位チェックツールのような機械的に1日1回の検索順位があてになるものではなく、1日単位の検索順位は上がったり、下がったり、振れ幅が定まらない数値となります。そのため、1日単位で上がっただの、下がっただの、数値が変動するのは当然のことです。このような変動があったキーワードも平均でみてみると変動がないものがほとんどです。
4.ビジュアライズ機能に乏しい
人間の脳は数値の羅列をみてどの程度変動があったのかを把握するにはうまくできていません。極めて限定された前後の比較で数値だけを並べる表現方法はありますが、キーワードの検索順位のような多くの数値が並ぶようなケースではグラフ化しない限り、変動を把握するのは困難になります。ただほとんどの検索順位チェックツールには簡易的なビジュアライズ機能はついているものの、それがデータビジュアライズとして優れているかといえば、そうではないものが全てとなります。日本ではまだデータビジュアライズの意識が低く、検索順位チェックツールにも優れたデータビジュアライズの設計思想が組み込まれているものはありません。
5.20位以下のキーワード順位をチェックしても無駄
巷にある検索順位チェックツールには「何位までの順位までを計測できる」ことを売りにしているものがありますが、個人的に20位以下の「キーワード順位変動」は把握する必要はないと考えます。理由としては、20位以下のキーワード順位のクリック率となるとほぼ横這いになり、何位に位置していようがほぼ変わらないからです。もちろん把握しなくてもよいのは「順位変動」であって「順位」は把握しておく必要はあります。というのも、ユーザーの検索ニーズが深くなると2ページ以降も見に行くことが多くあるからです。そして、キーワード順位と併せて必ず表示回数(検索回数)のデータを見る必要があります。10ページまで到達した表示回数が「数回のキーワード」と「数百回のキーワード」であれば、後者の方が多く検索されているということであり、深いページまで到達して表示回数が多いのであれば、キーワード順位を上げることで多くのサイト流入を見込める可能性が高いからです。そのため、ただキーワード順位だけ把握しても意味がなく、併せて表示回数も把握する必要があるということです。ちなみに取りに行くべきキーワード順位は3位以内が望ましいです。検索結果の1ページの中でもCTRには大きな差があり、大きな流入数が見込めるのは3位までとなるからです。特に意図的に細々と流入が見込めればいいという戦略でなければ、3位以内は死守する必要があります。
検索順位チェックツール 『The Auto 順位チェッカー』 解説
データの接続先をSearch Consoleと直接連携して検索順位チェックレポートを作成することも可能ですが、できるだけ早いタイミングでSearch ConsoleとBigQueryの連携を済ましメインの検索順位チェックレポートはBigQuery版を利用していくことをお勧めします。Search Console版のレポートからBigQuery版のレポートへの切り替え目安としてはだいたい半年間もデータがBigQueryに蓄積されれば問題ないでしょう。そのための抽出SQLも有料noteでは全てお渡ししています。BigQueryに移行する理由ですが、繰り返しますがSearch Consoleのデータ保持期間が最大16ヶ月間のため、そうなると年間比較すらできないことになります。もう一つは速度改善です。Search ConsoleとLooker Studioの連携はGA4と比較してだいぶレスポンスはよいのですが、それでも速くするには越したことはありません。またBigQuery版のレポートはより検索順位チェックレポートとしての機能を備えていますので後で詳細に解説をしています。
⓵ 検索順位チェックツール[Search Console版]
巷にある「検索順位チェックツール」とは一線を画す検索順位レポートとなっています。特にBIツールの強みを活かした掲載順位の変動を単純な数値の羅列ではない形でデータビジュアライズすることで人間の脳に負担をかけずに、順位変動を把握することができます。デフォルト表示ではサイト全体表示となっていますが、ランディングページを選択することでランディングページ(記事単位)ごとにキーワードの順位変動を確認することが可能になっています。ランディングページはプルダウンメニューから選択することもできますが、BIツールの設計思想ではユーザーにできる限り負荷を与えないことが望まれます。それはプルダウンメニューもしかりで、プルダウンメニューを選択するアクションそのものが負荷となるため、予めランディングページとキーワードを表示させておくことで、より目的の検索順位レポートに到達できるような構成としています。
キーワードの順位変動ではより着目すべきキーワードに視点が向くように、表示回数が上位3位のキーワードは線の太さを太く変えてあります。また可視化対象のキーワードはクリック数ではなく、表示回数の降順15位(設定で最大で20キーワードまで表示させることができます)としています。理由としては、クリック数を基準として可視化キーワードを選択すると、掲載順位が上がればより流入数を伸ばせるキーワードに気付けなくなるリスクがあるためです。
このように検索順位の把握では、より表示回数の多いキーワードに重点をおくべきですが、よくある検索順位チェックツールではキーワードを手動で逐一設定する必要があるめ、設定キーワードの漏れや、キーワードの完全一致性が低くなることは免れません。Search Consoleを確認して、正確にキーワードを検索順位チェックツールに移行する作業が発生しますが、そのような作業工程が発生すること自体が無駄だと言えます。Search ConsoleとLooker Studioで全てのキーワードを100%漏れなくカバーできるにも関わらず、わざわざ外部の検索順位チェックツールに課金してまでして、不必要な途方もない作業工程を発生させ、キーワードの漏れや完全一致性なども低い管理を行うなどバカげているとしかいいようがありません。
キーワード順位グラフの下部には、表示回数とクリック数のグラフを設置する構成に修正しました。レポートには余計な情報を排除しシンプルにするべきですが、関連性の高い情報で、それがあることで既存の情報の分析に役に立つものであれば、そのグラフは必要な情報として載せるべきと考えます。検索順位変動においては、変動により表示回数とクリック数にどの程度影響があるのかが関連性の高いトピックになるため、他のレポートにユーザーを遷移させるよりも、同じレポート内でビジュアライズする方がユーザビリティの高いレポートとなるからです。ただあくまで補助的なものであるため、目立たせずコンパクトに設置しています。この表示回数・クリック数のグラフがあることで、次の分析視点に移すことが可能になります。例えば流入数に影響を与える要因は掲載順位だけではありません。クリック数が減少していても、掲載順位に変化がない場合は、クリック率が下がっていることが考えられます。グラフのオプションでクリック率に切り替えることができるので、切り替えてクリック率を確認することで、流入数の減少が掲載順位の減少によるものではないというところまで考察を進めることができます。検索結果を見てみると、競合記事が増えているなどの変化がありクリック率が下がっているのではないか?という仮説まで当レポートで考察を進めることが可能になります。このように体系的にモニタリング・分析レポートを用意していなければ、問題点に気付くことすら困難でしょう。
当レポートはSearch Consoleとの直繋ぎで作成しているため、作成できるビジュアライズの制限内で可視化しています。そのため、より高機能版の検索順位チェックレポートを用意しており、BigQueryのデータが蓄積され次第、そちらのレポートに移行することをお勧めします。BigQuery版のレポートは①-3で紹介します。Search Console版の検索順位レポートで気になる点としては、レスポンスがやや遅いことと(とはいっても十分な速度ではありますが)、グラフに表示してある掲載順位がコントロール期間で設定している期間の平均値となっていることです。このレポートは掲載順位レポートなので、掲載順位値は全期間の平均よりも、直近10日間などの最近の順位を表示させた方がよりよいレポートとなります。BigQuery版のレポートではこの点を改良し、表示掲載順位は直近10日間の掲載順位を表示させています(SQLを修正することにより変更することは可能)。このSearch Console版のレポートでも直近の掲載順位を表示させることはできるにはできるのですが、設定を複雑にしてしまうため、あえてシンプルに手を加えずにしてあります。
⓶ 検索順位チェックツール [一覧]
記事ごとの検索順位を一括で確認できるレポートとなります。1枚のレポートで8記事分の検索順位を確認することができますが、レポートをコピーすることでモニタリング対象の検索順位を増やすこともできます。私も毎朝このレポートも含めてPDFでメール送信するように設定しているのですが、記事単位で検索順位の変動を一括して把握することができるのでかなり重宝しているレポートとして活用しています。またあるキーワードの順位が急に上がってきていることも検知しやすく、次に打つべきアクションもこのレポートから得られることも多いです。
⓷ 検索順位チェックツール [BigQuery版]
Looker Studioからのデータ接続先をBigQueryとした検索順位チェックレポートになります。データの接続先をBigQueryとすることでよりレスポンスが改善されているのと、Search Console版のレポートで個人的に不満点を解消して作成しました。Search Console版のレポートとの大きな違いとしては、表に表示してあるPos(掲載順位)は直近10日間の掲載順位を表示するようにしてあります。またその右の変動列では、その10日間前との順位比較をしていて、順位が上がれば(マイナスになる)青字で表し、逆に順位が落ちれば(プラスになる)赤字になるようにしてあります。変化の期間を10日間としているのは、1日単位で順位が上がっただの下がっただの追っても意味がないからです。結局10日間単位で順位がプラマイ1以内であれば変動なしとして見てよいからです。逆に1日単位で順位が上がっただの下がっただの追う方が変化が分からなくなるからです。
当レポートはBigQueryと接続しているのでデータをBigQueryから取得しているのですが、200行程のSQLで構築されています。この点が当レポートの最も価値を与えている点でもあります。というのも、SQLを使用する理由としてSQLを使わないと実現できない柔軟なビジュアライズが可能になるからです。
サイト全体でも記事単位でも直近10日間で順位が上がっているのか、下がっているのかを「UP」「DOWN」「KEEP」の区分で
円グラフと数値カードで把握することができます。順位がプラマイ1以内で収まっているキーワードはKEEPで順位変動なしとしています。クロスフィルタリングも可能なので、円グラフをクリックすることで「UP」「DOWN」「KEEP」でキーワードを絞り込み表示することも可能です。
検索順位のビジュアライズ表示は記事単位以外にも独自にキーワードを設定してグルーピングして表示させることも可能です。このことにより特に注力しているキーワードを記事間を横断することなく確認することができます。