SEO検定1級・2級・3級・4級に全級合格!難易度をマーケター目線から解説


≫ 集客できるウェブ担当者を目指す!【SEO検定】

SEO検定とは一般社団法人全日本SEO協会の主催により、SEO(Search Engine Optimization)を初学レベルから応用レベルまで体系的に学ぶことができる検定となっている。1級から4級まで用意されており、受験した感想としては難易度別に級が分かれているというよりも、各級で対象としている学習内容が異なっており、1級だからといって劇的に難易度が跳ね上がるという類の試験ではない。公式サイトから引用すると、1級から4級を学ぶことで以下のような要望に答えることができる。

[su_quote cite=”SEO検定公式サイト”]・Webサイト担当者として転職・就職を成功させるための資格が欲しい!
・自社サイトの担当者、責任者になり活躍したい!
・自社サイトの集客を成功させ売上に貢献したい!
・これまでのSEO対策のち知識と技術を体系的に復習したい![/su_quote] [su_table]
資格名称 SEO検定1級~4級
公式サイト 自宅でしっかり学べるWEBの資格【SEO検定】
1級 公式テキスト・問題集 SEO検定公式テキスト 1級 2020・2021年版SEO検定 一問一答 1級対応 2019年版
2級 公式テキスト・問題集 SEO検定公式テキスト 2級 2020・2021年版SEO検定 一問一答 2級対応 2019年版
3級 公式テキスト・問題集 SEO検定公式テキスト 3級 2020・2021年版SEO検定 一問一答 3級対応 2019年版
4級 公式テキスト・問題集 SEO検定公式テキスト 4級 2020・2021年版SEO検定 一問一答 4級対応 2019年版
資格有効期限 なし
受験料 1級:8,000円 2級:6,000円 3級:5,000円 4級:5,000円 ※税抜価格
合格ライン 得点率80%以上
合格率 過去の合格率
試験方法 所定の試験会場での受験
試験形式 選択式問題 80問
試験時間 60分
合格証書 スコアレポート(後日郵送)・認定証明書
[/su_table] ※正確な情報は公式サイトを参照すること

SEO検定とは?

SEO検定の各級が対象としている範囲また、各級で何が学べるのかをまとめる。

SEO検定1級で学べること

SEO検定1級についてはYouTubeの公式アカウントより解説動画があったため、動画内容を要約して掲載する。
[su_youtube url=”https://www.youtube.com/watch?v=mb8tUXKkUAU” title=”SEO検定1級とは?【概要(1)】”] SEO検定1級のテキストで解説に重きを置いている1つ目はGoogleが近年重視しているモバイルサイトのSEO。その理由はGoogleが2017年頃よりモバイルファーストの方針をとっているため。これはどのようなことかというと、2017年以前は検索順位はPC版の順位が先に決定され、その後にSP(スマートフォン)の順位が決められていたが、2017年以降はSPの順位決定が優先される仕組みに変更されたことを指す。

次に重要なトピックはアプリ。これまでは集客の中心はSEOであったがアプリの台頭によりアプリからどのように集客をするかのノウハウも必要になってきた。なぜなら無数にあるアプリの中でまずは御社が提供するアプリの存在を見込み客となるユーザーに見つけてもらわなければならないからだ。アプリの主な入り口としては、Google Play・Apple Storeがあり、そのGoogle Play・Apple Store内の検索順位を上げるにはどうすればよいか?これをASO(App Store Optimization)つまりアプリストア最適化と呼ぶ。このASOの対策も本書では詳しく解説している。その情報源としては鈴木将司がアメリカのアプリの開発者会議やデベロッパーのカンファレンス、また通常のSEOのカンファレンスの中でもASOに関する講座があり、そのような場に赴き情報の根拠としている。そしてネットでの情報としてはサーチエンジンランドやサーチエンジンジャーナルなどの海外の有力なSEOニュースからの研究結果をまとめたものを本書に反映している。

3つ目となるトピックは「地元客を集客するローカルSEO」。この理由としてはSEOを必要としているユーザーの大半は地元のお客さんを集客するためにSEOのスキルを習得したいと考えている人が大半だからだ。具体的には、歯医者・整体院・エステサロン・飲食店・ホテル・病院・クリニック・法律事務所・行政書士・司法書士・税理士など。このような地元のユーザーを集客するためのSEOのことを「ローカルSEO」と呼ぶ。このローカルSEOは全国のユーザーを集客するSEOとはやり方が異なり、特殊な方法を用いるため本書では詳しくそのローカルSEOの方法を解説する。このスキルを習得することで、地元に根ざした企業様やお店の方に貢献できる内容となっている。また、ローカルSEOと反対で、全国レベルで集客するための「ナショナルSEO」も解説する。

そして最後となる最重要なトピックとして「検索順位を回復するためのペナルティ復旧」の方法を扱う。これは最も多く相談を受ける内容の一つとして「検索順位が落ちてしまい何とかしてほしい」「ペナルティから回復したい」といったニーズがほとんどであるためだ。この対処法についても詳しく解説している。

SEO検定の難易度と勉強方法

難易度的には4級も最も易しくなっているが、3級から上に関してはさほど難易度は変わらない。級が上がるにつれて難易度が上がっていくというよりも、各級が対象としている学習内容がことなっており、それぞれ別範囲の試験をそれぞれ受験していくという感じがした。そのため、3級の内容を理解していなければ2級の合格が難しくなるということもない。なので感じたところでいえば、4級から1級共に難易度に関して言えば、ほとんど難易度の差異は感じなかった。

勉強方法は、どの級にも共通して公式テキストと問題集を何回か繰り返して読むことで十分に対応できる。あと注意点として、この検定は4級から1級まで用意されているけど、SEOの全てを網羅しているわけではないということ。というよりも扱っていない範囲の方が多い。特に技術的な事柄についてはあまり触れていないので、この検定だけでSEOを広範囲にインプットできるわけでもない。また個人的に不要かと思うのが民間のツールについて踏み込んでしまっている点。どうしてもこの検定の主催者の興味・関心範囲の中でテキスト内容含む設問が組み立てられている感が否めない。

さらに補足するとこの検定の主催元はGoogleではないため、ブラックボックスであるSEOについて正誤を問うことについての賛否が分かれるところでもある。ちなみに私の意見としては、設問が間違った認識で問われることが少なく、ある程度に正しいと思われている共通認識が問われているのであらかた問題ないと思う。というのもこの検定を受験しようがしまいが、SEOを学んでいく上で結局はこの検定テキストに書かれいている内容は常識として身に付いてくるものなので、そうであれば最初からSEO検定のテキストで知識を吸収してしまった方がいい思う。

SEO検定のオンライン学習なら「ダウンロード学習コース」(動画学習)がお勧め

テキストと問題集のみでも合格圏内に到達することは難しくないけど、より知識を吸収したいのであれば動画学習も併せると効率的に知識をインプットできる。動画はPC・スマートフォン・タブレット等で閲覧可能で、PCで全ての動画のダウンロードと保存が可能。テキストの内容が非常に優れているため、併せて動画の資料も行うことでより濃密にSEOの知識のインプットが可能になる。各級毎に「ダウンロード学習コース」が用意されており一見すると割高のように感じるかもしれないが、動画の他にもテキスト・問題集さらに1回分の受験料金までセットになっているので、テキストと問題集を個別に買った場合と結果的には支払う金額は大差なくなってしまう。そうであれば、最初から動画学習ができる「ダウンロード学習コース」を選択することがよいかと思う。ただこちらはPDFであり書籍は付いてこないため、書籍での学習を進めたい場合は注意して頂きたい。

SEO検定は転職に役立つのか

個人的な意見として結論を最初に述べると役に立たない。そもそもこの資格・検定に限らずあまり難易度の高くない資格が転職時に有利になることはないというのと、SEOはブラックボックス的側面が強いため、第三者の評価でスキルを評価することが難しいから。さらにいうとSEOの知識があるのであれば、自身でサイトなりブログなり立ち上げてPVを伸ばした実績やアフィリエイトで売上を立てることは、スキルがあるのであれば当然可能なはずであり、それを実践して証明することの方が、ただ資格を取得したことよりも100倍の価値がある。なのでSEO検定を転職に有利にしたいという考えであれば、それよりもブログなりサイトを運営してSEOを実践することで、それを見せた方がいい。

というかSEOのコンサルを名乗る大半が自身でブログすら運営したこともないくらいのレベルの低い人達がほとんであるため、わざわざサイトを立ち上げて運営してアフィリエイトで売上を立てることに成功したという実績が、面接において反対に良く思われない可能性があるというのも事実。これ、日本人の特性なんだけれどもね、飛び抜けたスキルというのは日本の社会ではさほど求められていないという現実がある。なのでSEO検定というのも同様で、認知度が低いこういった検定名を履歴書に書いたところで何のインパクトも与えないどころか、心象を損なう可能性もあることも留意したい。これは自身が取り組んでいないことを相手から見せつけられることによりサイトを立ち上げた等と同様によく思われない可能性がありますよということ。まあ、これは会社によるかな。どう捉えるかは。でも「SEO」に限ってはかなりのところ実務的な要素が強く、検定でスキルを図れる類のものではないため、SEO検定の資格を取得したことにより転職に有利になるというのはまずないと個人的には思う。

SEOの職種は通年どこかしらが募集していて、未経験でも門戸が開かれている。

リクナビNEXTでSEOの職種を探す

リクナビNEXTではSEOの職種では以下のカテゴリなどが該当するが、現状なぜか仕様上の不具合なのか目的のカテゴリまで選択することがしにくくなっている。また求人によってカテゴライズされている区分がバラバラであるため、キーワード検索にて対応した方がよいかもしれない。

▼職種カテゴリ
・企画・マーケティング・経営・管理職 > 商品企画・営業企画・マーケティング・宣伝 > Webマーケティング、デジタルマーケティング
・Web・インターネット・ゲーム > Webサイト・インターネットサービス > SEOコンサルタント、SEMコンサルタント

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【書評】SEO検定の各級のテキスト

SEO検定のテキストの最も優れている点は、比較的グレーである事柄も言い切ってしまうことにある。これはSEOの常識的な認識であっても、少しでもグレーな点があれば日本人特有である他者の目を気にし述べることに躊躇うことであっても、正しいこととして解説してしまう大胆さである。また、資格という体裁でありながらも、具体的かつ実務的な手法まで解説されているため、実践的SEOとして検定試験の枠に収まることのない内容となっている。

SEO検定1級のテキスト

≫ SEO検定公式テキスト 1級 2020・2021年版

[su_quote cite=”SEO検定1級”]モバイルSEO、ローカルSEO、そしてペナリティー復旧の実務を学び、企業サイトのSEO担当者として活躍する!![/su_quote]

SEO検定1級のテキストでは内部施策や外部施策という枠を超えて、近年重要性が高まっているトピックを扱う内容となっている。例えば扱うサイトによってはスマートフォンからの流入はすでにPCを超えており、スマートフォンが単なるPCサイトのコピーサイトの位置づけは既に時代遅れになった。スマートフォンを扱うトピックでは、スマートフォン上のサイト設計がSEOに与える影響を踏まえ、UX視点にまで踏み込んだ解説がなされている。またスマートフォンアプリについての視点はあまり他書では見かけない点であり、アプリ化することでトラフィックの増加だけに留まらず、エンゲージメント強化や売上の向上など様々な可能性を秘めていることに気付かされ大変参考になった。

2012年2月のヴェニスアップデートにより、ユーザーの検索に地域に対してのニーズが含まれていた場合は、その該当する地域性を含むサイトが上位表示されるようになった。このSEOの対策をローカルSEOと呼び、当テキストでは詳細な解説がなされている。対象のサイトが地域性を含むのであれば、そのサイトが属している地域においては検索上位表示される努力をするべきであり、上位表示される可能性も高いのでローカルSEOは必須の対策であると言える。ここでテキストには触れられていないが見逃しがちな視点としては、ローカルSEOの対象する検索クエリは地域性の高い検索クエリだけではなく、地域性の低い検索クエリに対しても検索上位できる可能性があるという点を解説したい。つまりは、検索が行われた地域とサイトの地域が重なりあっていれば、検索上位する可能性は高いはずであり、仮にローカルSEOの対策をしていなければ、地域性の高低に関わらず検索結果にヒットしない機会損失を生んでしまうということになる。要するにローカルSEOとは検索クエリに地域に関するキーワードが含まれているかに加えて、検索ユーザーが検索した地域から検索した際にも、ローカルSEOの対策をしていれば検索結果の表示機会があるということであり、そのような地域性の低いキーワードであっても特定範囲内からの検索からは、できるだけ検索結果に表示されるように対策をしておくべきだという視点も含めてローカルSEOであることを付け加えておきたい。

SEO検定2級のテキスト

≫ SEO検定公式テキスト 2級 2020・2021年版

[su_quote cite=”SEO検定2級”]今、企業に必要とされるコンテンツSEOとソーシャルメディア活用の実務を習得する![/su_quote]

SEO検定2級のテキストでは主にコンテンツに焦点を当てて、内部施策や外部施策を用いてトラフィックの増加を図る方法を解説している。Webコンテツの種類としてテキストの重要性は変わらないが、Youtubeなどの動画の重要性が近年着目されている。このような動画に関しての有効性について早い段階でSEO検定2級のテキストにおいて取り扱っており、特に動画とSEOの関連性における記載内容は大変参考になった。

2級の内容では外部リンクについての解説も豊富で、どのような場合に被リンクがSEOに良い効果を与えるのか?反対にどのような場合において悪い効果を与えてしまうのか?について詳細に解説があり参考になる。一括に被リンクを獲得することがSEO対策だと考えている人はいまだに多いため、そのような認識を改めるにあたっては良い指南書であるかと思う。私の個人的な体感としては一昔とは異なり今のSEOとして被リンクの重要性は低くなっており、そのような「リンク」が貼られているかどうかよりも「トラフィック量」の方がGoogleの検索アルゴリズムにおいて重要視されているように感じる。さらにいえば、「トラフィック量」の厚い壁があり、「トラフィック量」で負けていればどうコンテンツを作り込んでも検索上位表示することが困難だと感じることもある。とはいえ、トラフィック≒被リンクではないにせよ、被リンクはないよりあった方がマシであり、被リンクが貼られていることでトラフィック量にも関係してくるため、被リンク自体の重要性は下がったにせよ、被リンクにおける正しい認識を持つことについての重要性は変わらない。そのため、当SEO検定2級のテキストを通して外部リンクについて学習することの意義は大きい。

とはいえトラフィックの重要性は本テキストでも十分に認識されており、第3章においては丸々トラフィック要因の重要性について解説がされている。様々なトラフィック量を増加させるための手段が紹介されており参考になる。トラフィックの量は検索上位表示において間違いなく関係性はあると思うが、どの媒体を経由してサイト訪問に至ったかまで検索アルゴリズムに考慮されているかは分からないし、本書においてもそのようなトラフィックの質の違いまでは言及されていないように読み取れる。例えばリスティング広告で獲得したトラフィックが自然検索の順位に影響を与えるかについては間接的に「影響を与える」と述べられているが、私も同感である。おそらくトラフィック量と検索順位の関係性については、トラフィック量そのものが影響を与えている可能性が高く、そのため、トラフィックの量を増やすために打つ手があるのであれば積極的に行うべきというのが本書のスタンスなのであろう。当テキストにおいては、オフラインにおけるトラフィックの獲得方法にまで解説が及んでおり、オンラインからオフラインまで様々な方法でトラフィック量を増やすための方法について学ぶことができる。

SEO検定3級のテキスト

≫ SEO検定 公式テキスト 3級 2020・2021年版

[su_quote cite=”SEO検定3級”]SEOをする上で最も重要な目標キーワードの設定とサイト内部改善技術の2つのプロセスを習得して企業が求める即戦力の人材に![/su_quote] SEO検定3級のテキストでは主に内部施策に重点を当ており、キーワードの設定からサイトの上位表示までに行うべき施策に具体的に解説している。キーワード調査に関しては他書では述べられていないキーワードの探し方について解説されておりこのようなキーワードに関する事柄はSEOに留まらずリスティング広告にも活用できるので大変参考になった。また極めて重要な概念であるキーワードの分類(指名検索・購入検索・情報検索)についての解説はネット上におけるキーワードの分類として理解しておくべき内容であり、他書にはない具体的な記載でよくまとめられている。

同時にキーワードの検索ボリューム面での分類(ビックキーワード・ミドルキーワード・スモールキーワード)はアフィリエイターの中では常識的なことではあるが、この概念はアフィリエイトに限らずインターネット上でキーワードを選定する上で理解しておかなければならないが、本テキストでは丁寧な解説と共に、それぞれの特性と最終的にビックキーワードで上位表示させるためのボトルアップSEOによる手法までつなげていく解説は絶品であった。本検定のSEOの取り組みとして重要視している点は「検索上位表示」にあることが読み取れるし、そのような本来SEOの取り組みとして単純かつ明快な基準を定めているところに非常に好感が持てる。

[su_quote cite=”SEO検定3級 公式テキスト P17″]SEOの最終目的は、自社サイトのトラフィック量を増やして人気サイトに育て上げることです。[/su_quote]

第3章においては「上位表するページ構造」の章となっており、これまで解説してきたキーワードをサイト構成として組み込んだ上で上位表示させる仕組みについての解説になっている。この章ではSEOの知見がふんだんに使われているが、仮にこのようなSEOの視点がなく記事を投稿していっても効率的に上位表示は難しいと言わざるをえない。例えば、当記事においても無数のSEOの視点を取り入れた上で作成している。記事タイトルにおいては検定の級毎に記事を分けるか、それとも1つの記事に集約して書くか悩んだ結果、1つにまとめることにした。それぞれメリット・デメリットがあるがSEOの知識があれば、そのケースバイケースにおける最適解を出すことが可能になる。

SEO検定4級のテキスト

≫ SEO検定 公式テキスト 4級 2020・2021年版

[su_quote cite=”SEO検定4級”]SEO対策をこれから学ぶ方に最適!Webの仕組み、検索エンジンの仕組みなどか根本から全体像が学べるので初心者も安心[/su_quote] SEOやGoogleの検索エンジンの歴史なども学べる内容となっており、3級の試験内容をよりコンパクトにまとめ直したような印象を受けた。SEOについてほとんど知識がないのであれば本書をまず読み進めてもよいのではないかと感じた。この検定の各級全般に共通することだけど、著者の思想が割と強く出ているが返ってそれが、良い点であるかと思う。逆にこの様な要素がなければGoogleが出している公式のヘルプだけを読めばいいのであって、テキストに求めているのはそこではないから。

SEO検定4級のテキストの中で初めて知った概念として、「陽性リンク」と「陰性リンク」というものがあること。要はクリックされているリンクが陽性リンクで高く評価され、クリックされていないリンクは陰性リンクと見なされそのリンクの評価は高まることはないということ。こういったことを知らなければリンクを貼ることがSEOに効果があると思い込んだままとなるので、こういった無数にあるSEOの正しい知識が施策を打つ上での正しい判断となることは言うまでもない。また「SEOの意義」のトピックでSEOとリスティング広告との関係性について述べられているが、多額のコストが絡む問題でもあるが現状は全く真逆の順番で施策を打ち出している企業が多い。

[su_quote cite=”SEO検定4級 公式テキスト P67″]重要なのは投資する順番です。ネットで集客することが出来ないから広告費をかけて集客するというのでは売上が増えたとしてもそれに比例して広告費も増えてしまい企業の目的である利潤を増やすことが出来なくなります。最初に投資をすべきは自社サイトのコンテンツの充実とそれをより多くの見込み客に知ってもらうためのSEOです。[/su_quote]

オウンドメディアのあり方も一昔前と異なり現状取り組むとなれば、あえてオウンドメディアの構築の選択は取らないことも正しい判断といえる状況でもある。ではあるがネット広告一辺倒は明らかに間違った施策であり、他の媒体と併せて取り組んでいくべきだろう。SEOとリスティング広告との関係性についてテキストで述べられている箇所は全くの同感であり、SEOの位置づけについて的確にまとめており読み応えがあった。







≫ 集客できるウェブ担当者を目指す!【SEO検定】

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