
ネットショップ実務士とはネットショップ運営に関する実務的な知識を図る試験。検定のレベルはレベル1からレベル5までに分かれており、レベル1が最も易しい。レベル1を受験するにあたりより入門コースとして「ネットショップ実務士補」が用意されており、こちらはセミナー形式となっており、EC業界についてどいうものかを知るためには受験しても良いかと思う。こちらは試験を受ける必要はなくセミナーを受講することで「ネットショップ実務士補」に認定される。
現状、試験のレベルは1〜5まで用意されているが実施されているのはレベル1と2のみ。昔は試験場での実施であったが、今はCBTで実施されているらしい。また、この資格を受験しようとしている人のニーズの大半は就職・転職にあるかと思うので、補足的にEC業界への就職することについての見解を併せて述べていきたい。
[su_table]資格名称 | ネットショップ実務士 レベル1 |
公式サイト | ネットショップ検定![]() |
公式テキスト | 改訂版ネットショップ検定公式テキスト ネットショップ実務士レベル1対応 |
公式問題集 | ネットショップ検定 練習問題 レベル1 |
資格有効期限 | なし |
受験料 | 7,000円(税込) |
合格ライン | 全70問中70%(49問)以上の正答率。詳細は「出題範囲・合格基準」参照 |
合格率 | 非公開 |
試験方法 | CBT |
試験形式 | 四肢択一式70問 |
試験時間 | 80分 |
合格証書 | スコアレポート・認定証明書 |
目次
ネットショップ実務士レベル1の難易度と勉強方法
既にネットショップで実務に就いている場合でも、これからネットショップ運営の職種に就く予定としている場合でも、難易度はさほど変わらないのではないか。公式テキストが用意されているので、それを数回読み込めば合格することは容易い。試験内容では知っているか知らないかの問題が多々出題された記憶があるため、合否を分けるのはここかもしれない。
ネットショップ実務士は転職にメリットになるか?
特に大きなメリットにはならないかと思う。なぜならこの資格自体が何かしらの特定のスキルに直結していないから。この資格を取得することで何ができるのか?と言われれば何か特定の業務をできるようにはならない。あくまでも幅広い知識が付くくらいで、これはこれで重要だけど、転職の際の武器とはほとんどならない。でも転職に役に立つかは置いといて、資格取得を通して書籍を読んで知識を蓄積していくことはかなり重要。長期的にはこういった目に見えないバックグラウンドを蓄積していくことで力になっていくものだから。
ネットショップ業界(EC業界)の将来性
ネットショップ業界は今後も成長が見込める上に、汎用性の高いスキルが身に付く上でも非常にお勧めできる業界。現状、BtoCにおいてのEC化率(取り引きにおけるECサイトの割合)は10%をまだ切っているため、この業界の衰退は当分の間は考えにくい。またユーザーの販路もオンライン化はまだ途上であるため、ネットショップでの販売促進はまだ十分に開拓の余地が残されているといえる。ネットショップに従事した際のスキル面においても、ここでは細かいネットショップの業務内容については言及しないけど、幅広い業務内容があり、特に購入販路のオンライン化が進むにあたり、Webマーケティングの成否がネットショップ運営に大きくかかっている。そのため、ネットショップ運営においてWebマーケティングで取り組む課題は多くあり、言い換えれば包括的にWebマーケティングを実践できる場が整っているのがネットショップ運営だといえる。ネットショップの幅広い業務の習得と共に、Webマーケティングを実践していくことで、なかなか他では経験することができないスキルを習得することができる。
今述べたように、ネットショップ業界は併せてWebマーケティングのスキルも併せて習得していくことをお勧めする。いきなりネットショップ運営職に就くとなかなか実感するのが難しいと思うけど、私のように外部からWebマーケティングのコンサルをしている側からみると、ネットショップ事業者側で内部で深くいくらでもマーケティングができる環境が整っていることが非常に羨ましい。リスティング広告にせよ、SEOにせよ、できる施策が山程あるので、それを深く実践できるネットショップ職は最先端のWebマーケティングのスキルを習得する上でも格好の職種だといえる。いってみれば、なかなかWebマーケティングを深く幅広く実践できる職種はネットショップ運営以外には見つからない。さらに贅沢をいえば、ネットショップの他に実店舗も兼ね揃えている事業を展開しているところがなおよろしい。今はリアル店舗への集客もWebマーケティングで行うことも可能なため、実店舗があるとオンライン・オフライン共に最先端のWebマーケティングのスキルを伸ばすことが可能になる。
未経験でネットショップ運営職に転職するには?
ネットショップ運営は比較的門戸が開かれているとはいえ、年齢が20代後半になるとノースキルだと厳しくなる。とはいえ、一般的なスキルはなくてもネットショップ運営職に就く上で最強と呼べるスキルというのがあって、それがあれば就業は容易い。それはそのネットショップで扱っている商品が好きであること。これが最強のスキルといえる。逆にいえば、これがなければネットショップに就職することも難しいのではないか?相手側も最も求めているのはそこだし。なによりも、商品が好きでもなく興味も持てなければ、商品知識を吸収する上でも働く上でかなり苦痛に感じるのではないか。まとめていえば、ネットショップ運営職に就くためには、その商品のことを好きであることが十分なスキルでもあり志望動機でもあり、これ以上のものはないということ。
ネットショップ運営職に就くための転職サイト
ネットショップ運営職の求人はハローワーク上にもあるし、一般的な大手求人サイトからでも求人情報を得ることができる。または転職エージェントにおいても求人を取り扱っているので、応募手段はいくらでもある。なんなら直接HPから応募することも可能。
リクナビNEXT
リクナビNEXTではネットショップ運営職は「カテゴリ」では現状分類されていないようだったので、「勤務地」と併せて「キーワード」で探す。
より広く合致させるには「ネットショップ」「ECサイト」「通販」などで検索。またより「アパレル」など関心があるジャンルがあれば併せて検索。
合格証書
