2021年11月に受験し合格したので合格体験記として感想を述べる。

※正確な情報は公式サイトを参照すること
https://education.oracle.com/ja/product/pexam_1Z0-085

ORACLE MASTER Bronze DBA 2019の試験の特徴

当試験は通称Oracleマスターの試験の中で最も入門資格に位置する資格であり、オラクルDBAを理解する上で最適な内容となっている。そのため、試験内容もOracleDBAの概念を理解するものが多い。そのため、あくまでもOracleの基本を理解するための試験となっており、データベース自体の理解を深めたいのであれば、当試験はまた違ったものなので、受験を考え直した方がいい。ベンダー依存ではなくデータベース自体の能力を証明したいのであれば、国家資格のデータベーススペシャリスト試験を推奨する。

ORACLE MASTER Bronze DBA 2019の難易度と勉強方法

黒本の参考書を2周すれば合格圏内に入るくらいに難易度は低い。目安としては参考書2周で合格する人、不合格になる人半々くらいになりそう。3周すれば7割の人は受かる。4周で8割くらいか。でもまあテキストを2周読むと飽きてくるので、3周目からは間違いやすい問題をチェックするくらいで余裕で受かるのではないか。試験時間は120分もあるが60分もあれば大抵の人は解き終わるのではないか。

私自身、この試験を受験するのは2回目であるが受験した試験が11gで10年以上前にもなるので試験内容のほとんどを忘却していた。特に業務で使うこともないため、今回受験した理由もOracleの思想に興味がずっとあり、資格体系が刷新されたことに伴い受験する気になった。

参考書も新体系のブロンズ試験に合わせて出ていたので、久しぶりに通称黒本を読んでみたが、非常に分かりやすい。黒本ってこんな分かりやすかったっけと思うほど。以前のバージョンの黒本も読んだときは分かりにくくて、黒本は参考書としては使わなかった記憶がある。今回の受験にあたっては使用したのは、この黒本のみで対策としてはこの1冊で十分。

ORACLE MASTER Bronze DBA 2019の参考書

合格するだけの目的であれば、この1冊のみで十分。Oracle初心者であっても概念の理解で躓くことはあまりないのでは？と感じた。とはいえ若干の不満点はある。

不満というか、あれば良かったのが試験として出題される要点をまとめたシートを切り離せる形で書籍に付けて欲しかった。確か以前の黒本には付いていた気がするが、なぜか本書には付いていない。本書の解説は素晴らしく良いので、その要点をまとめたシートを付けてくれれば試験前の確認に非常に助かると思うのだが。結局のところ、覚えているかいないかで合否が分かれる試験なので、試験前に短時間で総復習できるようなシートが欲しかった。

まあ、なければ自分で作る方法もあるけど、そこまでする試験でもない。より確実に合格を目指すのであれば要点をまとめたシートを自作するのも良いかと思う。

あと、本書の中で分かりにくい箇所としてP49のORACLE_HOMEとデータベースの関係の図であるが、解説文とそのあとの問題を解く中で、よく読んでも矛盾しているようなよく分からなくなってくる。その理由があとになって気付いたが、何故か図にはOracleソフトウェアの図が含まれていないためだと分かった。

ORACLE MASTER Bronze DBA 2019を取得するメリット

案件に参画する目的としてはBronzeレベルでは足切りにも使えないくらいだろう。最低シルバーレベルは取得しておきたい。ただシルバーを受験するにしてもBronzeレベルは理解しておく必要はあるので何かメリット等があるのか考えるより、さっさと取得してしまいたい。データベース管理者を目指さないにしても、当試験内容レベルのデータベースの理解はITリテラシーとして保有しておきべきだと思う。なので特段Oracleデータベースに関わることがないにしても、基礎的なデータベースの知識を身に着けられる点で有意義な資格なのではないか。

ORACLE MASTER Bronze DBA 2019の申し込み方法

自宅受験もできるようだが、いろいろ面倒なので私はテストセンターで受験した。受験バウチャーチケットは楽天で購入する方が最も安く購入できる方法でポイントも付くので楽天で購入した方が良いかと思う。私も楽天でチケットを購入し問題なく申し込みが行えた。チケット自体はすぐにメールで番号が送られてくるので対応も非常に速い。

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