Web検定の内の「Webディレクション」を範囲とする検定試験であり、試験名称は「Webディレクション」。資格の正式名称は「公益社団法人 全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webディレクター」となっている。主にWebディレクターの業務内容を未経験者が知っておきたいというケースであれば本検定試験は約に立つ内容となっている。
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公式サイト | https://webken.jp/direction/ |
試験方法 | CBT方式 |
公式テキスト | ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック3 Webディレクション 第3版 |
公式問題集 | PDFダウンロード版Webディレクション問題集 第3版対応 |
有効期間 | 2年間 |
受験料 | 本体10,000円+税 |
合格基準 | 正解率70%以上 |
試験時間 | 90分 |
合格証書 | 有 |
難易度
全く難しくない。今回は公式テキストと問題集を1回読んだだけで済んだが無勉でも余裕で合格できるレベル。勉強時間は30時間〜50時間程度であったかと思う。問題集と同一の問題が出題されるので、保険で問題集も解いておけば落ちる不安はなくなる。試験時間も90分は長すぎで30分程度あれば解き終わる程。知っているか知らないかの問題なので、分からない問題は分からない。
対象者
Webディレクターを目指している人やWebディレクターの役割を把握したい人。また既にWebディレクターとして実務に就いているが、一般的にWebディレクターといわれる業務内容を学び直したり、現在の業務の参考にしたい場合に本検定の公式テキストは参考になるのではないか。
実務で役に立つか
既にWebディレクターとして実務についているのであれば、模範的なWebディレクションの業務内容を参考にする上では役に立ちそうだ。
対して全くWebに関する知識がないのであればテキストを読む上で多くのことを吸収できそうであるが、いきなりこの資格を取得したからといって、Webディレクターになれるかといえばなれない。なぜなら実務経験がなければディレクションすることは難しいから。特にWeb制作の経験がなければ何を指示すればいいのか分からないと思う。
なので何の経験もなしにいきなりこの検定を学んだところで、何かができるようにもならない。浅い知識は身に付くかもしれないがそれだけ。それであればテキストを読み検定を受験することにほとんど意味はないので、Web制作のポートフォリオを独学でもスクールにでも通って作成した方が遥かに為になると思う。
あと、この公式テキストを読む中で非常に退屈さを感じた。これは過去読んできたテキストの中ではかなり上位に入る程。全く面白みを感じない上に、丁寧に書き過ぎているせいなのか文章は読めているが頭に入ってこない感覚。検定の範囲がWebディレクションという極めて広範囲であるため、かなり広く浅く各トピックで取り上げられているからというのもあると思うけど、こんなに読んでいて眠くなるテキストも珍しい。