Googleマップに広告を表示!ローカル検索広告とは

ローカル検索広告とはローカル検索結果に表示される広告のことを指す。掲載先は大きくわけて2つあり、検索結果画面とGoogleマップ上で、それぞれローカル検索結果の上部に表示される。

検索結果画面
Googleマップ
ローカル検索広告

Googleマイビジネスで登録してある住所を利用した広告であり、Googleの検索結果やGoogleマップで表示されるが、これは実際の配信例を見た方が分かりやすい。ローカル検索広告を表示させるには、住所表示オプションを設定する必要があり、それはすなわちGoogleマイビジネスとの連携のこと。
[su_spoiler title=”ローカル検索広告の配信例”]

[/su_spoiler] Googleマイビジネスとの連携が済むと自動的に配信が開始され、配信の有無をコントロールすることはできない。そもそも住所表示オプションを設定する選択を選んだ時点で、住所を活用した広告を利用するということと同義なので、ローカル検索広告が表示されて困る状況はないはず。

あと、住所表示オプションとローカル検索広告の関係性について分かりにくいと思う人がいると思うので簡潔に説明すると、住所表示オプションを設定することで、Googleマイビジネスの情報を活かした広告を配信することができる。その中の1つがGoogleマップに表示される広告であり、この枠に表示される広告をローカル検索広告という。

住所表示オプションの掲載先については以下を参照
[su_quote cite=”住所表示オプションについて > 住所表示オプションの掲載先 -Google 広告 ヘルプ” url=”https://support.google.com/google-ads/answer/2404182″]

  • Google 検索ネットワーク
  • Google マップなど、Google の検索サイト
  • Google ディスプレイ ネットワーク
  • YouTube 動画広告
[/su_quote] 「Google マップなど、Google の検索サイト」と記載があるが、これは「ローカル検索広告」のこと。

ローカル検索広告とは

既に説明した通りだけど、違う観点から簡潔にいうと、MEOよりも上位に表示されるのがローカル検索広告。SEOよりも上位に表示されるのがリスティング広告。MEOとは、Map Engine Optimizationの略で、Googleマップに対する地図エンジン最適化を指し、ローカル検索結果で上位表示をさせるために最適化すること。要するに、リスティング広告にせよ、ローカル検索広告にせよ、金で検索上位に表示させることができるよということ。

下部
上部
SEO(無料)
リスティング広告(有料)
MEO(無料)
ローカル検索広告(有料)

Googleマイビジネス連携すると、登録済の住所がアカウント単位で取り込まれる。取り込まれた住所が複数ある場合は、ユーザーの関心によりシステムにより自動的に選択される。固定化したければ、下位層のキャンペーン単位/広告グループ単位で個別に選択するとこちらが優先される。ローカル検索広告が表示される条件としては、ユーザーの検索語句に地域名などエリアに関しての検索時に表示がされやすいようだが、具体的な条件については現状Google広告のヘルプページにも記載はない。

ローカル検索広告のメリット

マイクロモーメントを捉えることができる

特にGoogleマップで検索をかけるユーザーは実際に行動に移そうとしている・移しているユーザー、さらにいえば来店しようとしているユーザーなので、その瞬間を捉えることは広告の価値は高いといえる。
[su_quote cite=”新しいローカル コンバージョンの分析情報を活用してローカル広告を最適化する -Google 広告 ヘルプ” url=”https://support.google.com/google-ads/answer/9055793″]スマートフォンでローカル検索を行うユーザーの 88% は、1 週間以内に関連するお店を訪れます。[/su_quote] そして、広告ではユーザーに対して、以下のアクションをローカル検索広告で提示することができる。

  • [場所の詳細を取得] のクリック
  • [ルート検索] のクリック
  • モバイルの Click-to-Call のクリック
  • ウェブサイトのクリック

これらのクリックは[ローカル アクションのコンバージョン]としてカウントされる。例えば、[モバイルの Click-to-Call のクリック]は[通話ボタンをクリック]に計上される。

検索結果画面(SERPs)上で2枠抑えることができる

通常のテキスト広告と同時にローカル検索広告が表示されることもあるので、ユーザーに対してその分アプローチできる面が増える。

ローカル検索広告の活用事例

指名キーワードを活用する

指名キーワードはローカル検索広告で表示される可能性が高くなる。またCTRも一般キーワードと比べても高く、電話アクションも指名キーワードが最も高い傾向がある。
[su_table]

キーワード
通話ボタン
ローカルアクション -経路
ローカルアクション -ウェブサイトへの訪問
指名
12回:3.7% 46回:13.9% 10回:3.0%
地名
2回:0.7% 12回:4.2% 10回:3.5%
一般
0回:- 7回:2.1% 4回:1.2%
[/su_table] ※3ヶ月間のローカル検索広告のローカルコンバージョンアクションの結果(クリック数とクリック率)

ローカル検索広告の配信比重を高める

ローカル検索広告は配信のオンオフのコントロールはできないが、配信の比重をローカル検索広告に寄せることは可能。ローカル検索広告の表示有無は、ユーザーの検索語句によるところが多く、そのエリアに関しての関心があるとみなされた場合、表示されやすくなるのであれば、[ターゲット地域の詳細設定]で3つ目のオプション項目である[ターゲット地域に関する情報を検索しているユーザーまたはターゲット地域に関心を示しているユーザー]を選択することで、一般キーワードの部分一致の入札単価を上げても、エリアに関心がある検索語句に限定できるため、結果的にローカル検索広告の配信比重を高めることができる。

≫ Google 広告 ヘルプ -関連リンク-
・ローカル検索広告について
・Google マップでローカル検索広告を表示する
・住所表示オプションを使って来店を増やす
・通話とメッセージのレポートを他のタブにも拡張
・新しいローカル コンバージョンの分析情報を活用してローカル広告を最適化する
・ローカル アクションのコンバージョンについて

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