サーチターゲティングでは、必ず競合他社のブランドキーワードの登録を検討することだ。
狙う効果は2つある。
当日の入札単価を強めることで得られる効果
まず、ブランドキーワードはCVRが高くなる。
CVRが高いということは、その時点でモチベーションが非常に高い状態にあることが多い。
幸いにもサーチターゲティングは検索当日に区切って入札単価を強めることができる。
他社のブランド名を検索した当日に、入札単価を強めることで、そのモチベーションが高い状態にあるユーザーを横取りすることを狙う。
申し込みに入る段階や、金を払おうとしている段階にあること自体を利用するものだ。
その状態にあるターゲットを自らのサイトへサーチターゲティングで無理やり訪問させることにより、追加検討させることができる。
なぜなら、他社指名キーワードを検索をかけた状態は、最終的なアクションを取ろうとしている段階だからだ。
申し込み等のアクションを取ろうとしている、まさにその時に、検討させることで、こちらが勝つ可能性がある。
後のリマーケティングに活用できる
他社キーワードということは、自らの商材は知らなかった可能性が高い。
この「知らない」ということが重要であって、「知っていた」ことよりも価値がある。
なぜなら、知らない状態から、自らのサイトへ訪問させ、知る状態にした。
少しは検討したかもしれないし、全く興味を持たず直帰したかもしれないが、競合他社に興味を持っていたが、
自分のところは知らなかったユーザーを知ることになったユーザーは、CVに至る可能性が今後ある。
他社の類似商品に興味があったということは、捕獲するターゲットとしては外れる可能性は低い。
そのため、競合他社のブランドキーワードをサーチターゲティングで最大期間で蓄積する。
より質を高めたれば直帰したユーザーは除いてもいいだろう。
サーチターゲティングで連れてきてCVに至らせることはできなかったかもしれないが、
リストを使ってある程度期間を空けた後に再アプローチすることができる。
つまり最初の当日アプローチと、期間を空けてリマーケティングすることで2段階アプローチを仕掛けるということだ。
あと、リマーケティングリストを作成するときは、サーチターゲティングであろうと、GAの方でも蓄積しておくべきだ。
リストそのものは変わらないが、配信するにあたって、YDNとGDNではできることが違うので両方で蓄積しておいた方がいい。