リスティング広告を何位に表示させるという視点だけでなく、ユーザーが検索をかけて、1ページ目に広告を表示させるか、それとも2ページ目に広告を表示させるかを検討するという考えがある。
ユーザーが検索をかけて、広告をどの掲載順位・掲載ページに出すかの選択肢はおおまかに3つある。
・1ページ目の上部
・1ページ目の右側
・2ページ目の右側
1ページから広告を出すか、それとも2ページ目から広告を出すかの選択は取り扱っている商材や、ユーザーのモチベーションによって変わる。もし比較検討されない商材ならば上位表示をさせてCV獲得を狙うべきだ。逆に比較検討される商品や、上位表示されている広告から順番にクリックされていく商品であれば、上位表示させなくてもいいかもしれない。
1ページ目の上部に表示された広告は、その後、数ページくらいまでは同じく上部に表示される。したがって、この上位の掲載位置に表示させることは多くのクリック数と高いクリック率を確保することができる。
対して、2ページ目から表示された広告は、それ以降のページに広告が表示される回数はシステムの判断による。1ページ目の右段に表示された広告との兼ね合いもあり、入札単価や他の広告などいろいろな要素を判断しているのだろう。
2ページ目から広告を表示させるメリット
・比較検討をユーザーに対して、低単価で広告を見せることができる
・低単価で多くのキーワードを登録することにより、ロングテール戦略を取ることができる
比較検討をしているユーザーに対しては、1ページ目の上部で広告を見せても、2ページ目から広告を見せても、どちらも比較検討対象にしてくれるので、わざわざ高い入札単価を支払う必要性がない。そして、2ページ目以降に広告を配信させることは、1ページ目と比べてずっと安く入札単価を抑えることができる。2ページ目以降に表示された広告をクリックして、CVに結びつかなくとも、認知させることはできたので、その広告が起点となり、再度上位表示させているキーワード(例えばブランド名など)を検索しCVに結びつく可能性もなくはない。
多くの状況に当てはまることですが、ある程度インプレッションが発生するキーワードであれば、キーワードを停止することを選択するよりも、、掲載順位をかなり下げて運用した方がいい。なぜなら低単価でキーワードを登録している為、クリックされたとしてもコストを抑えることができるからだ。