何百、何千と2単語のキーワードを部分一致で登録してあるアカウントがある。
それにはどんな意図があるのだろうか。
できる限り、多くの検索クエリを拾いたい?
だったら、ビックキーワード1つを部分一致で登録すれば済む話でしょ。
マッチタイプの部分一致って、意味を拡張してくれるんですよ。
その点が分かっていれば、1つのキーワードを部分一致で登録すれば済むことだと分かるでしょ。
なんのための部分一致ですか。
多くの検索クエリを拾いたいから、膨大な数のキーワードを部分一致で登録するとか、本末転倒じゃないですか。
多くの思考ステップを踏まなくても、「部分一致」の特徴を分かっていれば、すぐ分かりますよね。
もちろん、2単語のキーワードのどちらともの意味を維持したまま、拡張したいのなら、
2単語を部分一致で登録する意味はある。
2単語の部分一致は、そのどちらとものキーワードの意味を拡張し検索クエリのトリガーとなるので、
「絞込部分一致と部分一致」の組み合わせよりも「部分一致と部分一致」の組み合わせの方が精度が高くなる。
逆に言えば、どのような検索意図のクエリを拾いたいか限定されていない場合は、
ビックキーワード1つのキーワードを部分一致で登録すれば済むことでしょ。
品質の面でも多くのキーワードを登録することは良くない。
似たような意味のキーワードを部分一致で登録すると、意味合いとしてどちらのキーワードもトリガーとなりうるので、
広告のインプレッションが分散されてしまうからだ。
そのような似たような検索クエリを拾いたいなら、いくつも部分一致を登録せずに、1つだけで十分でしょ。
インプレッションを1つのキーワードに集約させた方が、品質の面でもメリットがある。
キーワードを登録する順番が間違っている。
多くのキーワードを部分一致で登録しても、インプレッションの偏りが生じるはずだ。
そして多くのキーワードを登録したにも関わらず、インプレッションが0回のキーワードがほとんどを占めることになる。
正しい手順としては、どの検索クエリが検索需要があるのかを確かめるにあたって、
まず1つのビックキーワードを部分一致で登録する。
これにより、どんな検索クエリが多く発生しているかが分かる。
部分一致のキーワードを増やすのはここからで、その多く発生している検索クエリをさらに部分一致で登録すればよい。
検索需要があるクエリなので、関連クエリもあることが想定されるからだ。